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2003年3月15日（土）　東京ドーム

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２００３年3月16日　報知新聞より

http://www.yomiuri.co.jp/hochi/geinou/mar/o20030315_10.htm

ダイナミック！東京ドームライブ

　日本では初めてとなるアリーナクラスでの公演を終えたストーンズ。東京ドームは過去３回の来日でもステージに立ったなじみの場所。真っ赤なロングジャケットを羽織ったボーカルのミック・ジャガー（５９）ら４人が登場すると、約５万人の観客からは地鳴りのような大歓声。スタートから総立ちの“凱旋ライブ”となった。１曲目の「ブラウン・シュガー」を終えるとミックは「サンキュー！　４度目の東京ドームだ！」と日本語で叫んだ。

　会場の大きさに比例し、ステージセットもド派手なものに。開演前は唇とゴミ箱、人の顔をストーンズ風ともいえる無秩序さで描いた看板が、ライブでは巨大なスクリーンに変身。ステージ自体も幅が約１００メートルと最大級の大きさ。アリーナ席の中央にもうひとつのステージが設置され、３６０度をファンに囲まれるダイナミックなステージを見せた。

　武道館ライブと同じく、アンコール「サティスファクション」で締めたが、選曲は一新され、ドームならではの曲目構成となった。ミックが「これは新曲です」と日本語でアピールした「ドント・ストップ」も、横浜アリーナに続いて披露。武道館で行った７０年代の再現ともいえるナンバーと、進化を続けるストーンズを証明する曲のミックスで約５万人のファンをたっぷり酔わせた。ミックも「みんな、最高！」と充実の表情を見せていた。

　１６日も東京ドームで行われるドームツアーは、２０、２１日の大阪ドームでファイナル。ミックが「その日にならないと、曲目は決まらない。何をやるか分からない」というとおり、毎回変わる演奏曲を聴かせ見せる５年ぶりの日本公演は、ますますヒートアップしていく。